妊娠できない女性の不妊原因に多い排卵障害とは?


「基礎体温はきっちり二相性なのにどうして妊娠できないの?」
あなたがもしLUFSのような排卵障害なら、二相性でも排卵されていないことがあります。

排卵障害

卵子が成熟しない。
成熟しても排卵しない。
もしくは排卵が遅い状態のことを『排卵障害』といいます。

全不妊原因の15%。
女性側の原因でも40%を占めるといわれるくらい、とても多い障害となっています。

排卵障害の原因はさまざまです。
具体的な病名として、主に次のようなものがあります。

  1. 性腺刺激ホルモン分泌障害
  2. 高プロラクチン血症
  3. 早発卵巣不全
  4. 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
  5. 黄体化未破裂卵胞(LUF)

性腺刺激ホルモン分泌障害

例えば、スマホをタップするとき。
脳から指の筋肉を動かすよう指令が出て、指がスマホ画面をタップします。
その指令を筋肉まで届けてくれるのが神経です。

これと同じで、排卵も脳の指令を受けます。

排卵は卵巣で起こりますが、排卵を起こすよう脳から卵巣に指令が出ます。
その指令を卵巣まで届けてくれるのが、2種類のホルモンです。
これらのホルモンのことを『性腺刺激ホルモン』といいます。

これらの指令系統に異常が起こり、性腺刺激ホルモンの分泌障害になると、排卵障害や無月経につながります。

原因は?

まずは過剰なダイエットが挙げられます。
ダイエットで食事を極端に制限すると、脳の食欲中枢が乱れて十分なホルモンが分泌されなくなってしまいます。
結果、卵巣に指令を送ることができなくなってしまうのです。

その他に、ストレスや甲状腺機能障害、抗がん剤の作用、極度のやせや肥満などが挙げられます。

治療は?

排卵誘発剤によって卵胞の発育を促します。
最初は飲み薬で様子を見て、効果がないようならhMG製剤を注射することが多いようです。

高プロラクチン血症

母乳の分泌を促進する、プロラクチンというホルモンがあります。
出産後はこのプロラクチンが多く分泌され、母乳が出るようになるのです。
このホルモンには、授乳中に次の妊娠が起こらないように排卵を抑制する働きがあります。
つまり、このプロラクチンの値が高くなると、排卵が起こりにくくなるのです。

原因は?

高プロラクチン血症になる原因で多いのが、脳にできた腫瘍です。
他にも甲状腺機能低下症、抗うつ剤や胃潰瘍治療薬などの副作用、ストレス、原因不明で起こることもあります。

治療は?

脳にできた腫瘍が大きかったり、頭痛や目がぼやけるなどの症状が出ている場合は、手術で腫瘍を取り除く必要があります。
しかし通常はプロラクチンの値を下げる薬を服用することで排卵は回復します。

早発卵巣不全

卵巣の中の卵子が40歳よりも前にほとんどなくなってしまい、排卵が起こらなくなった状態。
排卵すべき卵子がなくなっているため、排卵を起こすことは非常にむずかしくなります。

原因は?

多くの場合は、生まれつき卵巣にある原始卵胞の数が、年齢とともに減ってしまって起こりますが、原因不明の場合もあります
まれに卵巣への自己抗体があったり、染色体異常のために卵巣の機能が衰えてしまうこともあります。

治療は?

卵胞ホルモン剤と黄体ホルモン剤を周期的に服用する『カウフマン療法』によって、まれに排卵することがありますが、妊娠につなげるにはむずかしくなります。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)

生殖年齢に当たる全女性の10人に1人は多嚢胞性卵巣(たのうほうせいらんそう)であるといわれており、病気ではなく体質的なものといえます。

嚢胞とは、体内にできた袋状の病変で、中に液体がたまったもの。
多嚢胞性卵巣では、超音波検査をすると、ネックレスのような小さな嚢胞が見られます。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)とは、卵胞が育たず卵巣の皮が固くなる状態をいいます。
多嚢胞性卵巣症候群でも、卵巣内で卵胞はある程度大きくなります。
しかし成熟卵胞になるまでは育たず、排卵も起こりにくい状態が続きます。
しだいに卵巣の皮が厚く固くなってしまうのです。

排卵がまったくない場合と、ときどき排卵する場合がありますが、毎月排卵が起こるようになることはありません。
したがって、妊娠したいときだけ排卵を起こします。
しかし卵巣の皮が固くなると、だんだん排卵しにくくなります。

原因は?

はっきりとはわかっていません。
男性ホルモンや黄体化ホルモンが多いため、卵巣の代謝が悪いのではと考えられています。
毛深かったり、初潮のときから生理不順が続いている人の場合は要注意です。

治療は?

最初は作用が穏やかな飲み薬を使い、効果がなければ卵巣を直接刺激するhMG製剤を注射します。
これらの薬で排卵が起こらない場合は、腹腔鏡手術で卵巣表面に穴をあけ、排卵を起こりやすくする『卵巣多孔術』。
または精子を直接卵胞に送り込む『卵胞人工授精』をおこなうこともあります。
しかしこれらでは妊娠率が低く、早めに体外受精などの高度医療に進むという考えもあります。
なぜなら、多嚢胞性卵巣症候群の人は卵胞がたくさんできやすく、受精卵をたくさん作ることができるので、体外受精の成功率が比較的高いからです。

また、多嚢胞性卵巣症候群はインスリンの代謝異常と密接な関係があると考えられています。
そのため糖尿病の薬を服用すると排卵しやすくなることがあります。

黄体化未破裂卵胞(LUF)

基礎体温は二相性になっているのに、実際には排卵が起きていないことがあります。
この状態を『黄体化未破裂卵胞症候群(LUFS)』といいます。

卵子は成熟するものの、卵胞が破裂しないので卵子は飛び出せません。
つまり排卵を起こせないのです。
排卵は起こっていませんが、卵胞は黄体化するので基礎体温は上昇します。
まるで排卵が起こっているかのように、基礎体温は二相性になってしまうのです。

黄体化未破裂卵胞は毎月起こるとは限りません。
1カ月おきに正常と未破裂を繰り返すこともあります。
病院で検査を受けた月はたまたま正常に排卵していて、発見が遅れるなんてこともあります。

原因は?

腹腔内炎症のために卵巣が癒着している場合。
子宮内膜症があり、卵巣の表面が固くなっている場合など、さまざまなことが考えられます。

治療は?

自然に治ることも多いので、まずは様子を見ます。

卵巣の中に残った未破裂卵胞によって、新しい卵胞の発育が邪魔されている場合は、卵巣に針を刺して卵胞液を吸う『卵胞穿刺術』をおこないます。
人工的に卵胞を萎縮させることにより、次の排卵を促す効果が期待できます。

 

 

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